もう一つの七夕まつり   仙台七夕2004
スライドショ−開始


  東北の短い夏のお祭りの一つに仙台七夕があります。
月遅れの8月6日から8日まで開催され、毎年230万人位の人出となります。
今年は雨にも見まわれず、祭りが土曜日曜にかかったこともあり、当初の予想より
多い241万人の人々が全国から見物に来られたようです。

 仙台七夕の歴史は古く、藩祖伊達政宗が婦女子文化のためにと七夕の行事を奨励
したとも言われております。

 仙台七夕の特徴に七つの飾りがあり、各々には作った人の願いや祈りがこめられて
います。
 仙台七夕の飾り付けには必ず七つの飾りが入れてあります。

 短冊(たんざく)・・・・・・・願い事を書いた紙
 吹き流し(ふきながし)・・機織や技芸の上達祈願
 折鶴(おりづる)・・・・・・・延命長寿の願い
 投網(とあみ)・・・・・・・・魚介の豊漁を祈願
 層籠(くずかご)・・・・・・・清潔と節約の大切さのしつけ
 巾着(きんちゃく)・・・・・・節約、貯蓄の心を養う
 紙衣(かみごろも)・・・・・縫や技芸の上達の願い

 仙台七夕では明治の頃から商店街の一部で、店頭に仕掛物を出して観衆を喜ばせて
いました。
昭和に入って動く人形の仕掛物となり、お茶屋さんを中心にその時々の人気者が並んだ
ものですが、最近はそれらの仕掛物も姿を消していき寂しい思いがします。

 静の七夕飾りに対して、動く七夕をという志向が生まれ期間中午後5時から定禅寺通り
で七夕パレ−ドが開かれます。
これまでは車両を使った大仕掛けのパレ−ドがありましたが、今年からは企業宣伝色の
濃いパレ−ドは姿を消して、市民団体が中心となったストリ−トパフォ−マンスにさま
変わりしました。

 政宗の仙台藩治世でその中核をなした御譜代町一帯で昨年「ばんぶ−ら小径」が行われ
ました。
手すきの和紙の短冊、竹の筒にろうそくを立てた飾りなど、町内の人々の手作り作品が並べ
られ好評を得たため、今年は「ばんぶ−ら小径2004」として登場しました。
七夕パレ−ドの華やかさで賑わう定禅寺通りからほんの少し横にそれた小径でひっそりと
飾られている姿に別な意味での七夕の郷愁を呼び起こしました。
(極めて地味な飾りなので、見に来る人の姿もまばらでした)
1キロ以上の距離に竹筒のろうそくが灯る様子は素晴らしい光景でしたが、残念なことに
当日三脚を持参しなかったため、その様子を撮影することができませんでした。
来年またこの催しが継続されるなら、じっくり撮影してご紹介いたします。

 伊達政宗が死期迫ったころ、仙台城本丸から少し離れた小高い山・経ヶ峯で自分の死後
はここに墓所を定めるように杖を立てて指示した場所に霊廟・瑞鳳殿があります。
政宗は1ヶ月後に江戸桜田の仙台藩邸で没したのですが(享年70歳)、二代藩主忠宗が
華麗な桃山様式を伝える建造物をこの地に建立しました。
 
 瑞鳳殿の七夕も毎年仙台七夕に合わせて開催されますが、この期間は瑞鳳殿本殿の
開帳に合わせてろうそくが灯され幻想的な姿を見ることができます。
このほか感仙殿・善応殿などもライトアップされ、いつもとひと味違う表情が楽しめます。
 今回は長時間露出解放で撮影したのですが、シャッタ−解放中にカメラの前を人々が
通り過ぎるため、幽霊のように人の姿が画面に写ることが多く、撮影枚数の割に気に入った
写真が少なかったのは残念というか、いたしかたないとあきらめた次第です。